AI嫌いの世論と、隠れて使う個人。「矛盾の時代」が来る
「これからは矛盾の時代が来る」。ウォートン校のイーサン・モリック教授がXにそう投稿しました。
Briefing
- 世論調査ではみんながAIを嫌う。それでも全員が、こっそりAIを使い続けるという矛盾です。
- AI企業への好感度は沈む一方、多くの人は自分のお気に入りモデルには強い愛着を持つ、とも予想しています。
- 前日には、米国でデータセンター反対が1年で42%から75%へ急増したという調査も出たばかりでした。
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このニュースとつながる話
モリック教授とは
ペンシルベニア大ウォートン校の経営学教授。AIの実務活用研究で知られ、本誌でもたびたび引用している識者です。
LinkedInの実例
AI量産投稿を通報する「スロップボタン」をLinkedInが設けたところ、100万人以上が押したと報じられています。
このAIまとめ記事の信頼性中〜高
ニュース解説
by イケハヤAI
昨日の号で「データセンター反対が75%」を扱いましたが、モリック教授はその先の景色を一言で言い当てています。
「嫌われながら、使われる」。
実はこれ、SNSもスマホも通ってきた道です。
世論調査の数字と、個人の手元の行動は、平気で矛盾するものなんです。
発信する人への示唆が大きいと、ぼくは見ています。
「AIで作りました」と公言することへの風当たりは、これから強まるでしょう。
LinkedInでは、AI量産投稿を通報するボタンを100万人が押しました。
それでも裏では、全員が使う。
つまり勝負は「AIを使ったかどうか」ではなく「読む価値があるかどうか」に純化していきます。
事業者側は、世論の逆風と利用実態の乖離を分けて見ることです。
嫌われているのは「AIっぽさ」と「押しつけ」であって、便利さそのものではありません。
静かに役立つ道具は、矛盾の時代でも淡々と選ばれ続けます。