研究で使うオープンAI、主役は中国製に。論文50万本の実測
AI研究の論文50万本をCodexで解析した結果を、Allen AI研究所のNathan Lambert氏が公開しました。対象はChatGPT登場以降のarXiv投稿です。
Briefing
- 2024年は米国製オープンモデルへの言及が約30%、中国製は10%でした。現在は中国系が約40%、米国製は25〜30%と逆転しています。
- 単独ではAlibabaのQwenの伸びが際立ち、LLMに触れる論文の3本に1本が言及。MetaのLlamaは2025年4月の30%を頂点に下り坂です。
- GeminiとClaudeへの言及は10〜15%にとどまり、Qwen・Llama・DeepSeekの後塵を拝しています。
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発信者のNathan Lambert氏
オープンモデルの定点観測で知られるAllen AI研究所の研究者で、ニュースレターInterconnectsの筆者。今回の集計は公開ダッシュボードで毎日更新されています。
研究そのものもLLM漬け
何らかのLLMに言及するAI論文の割合は、2023年1月の約10%から増え続け、現在は半分を超えています。閉じたモデルではOpenAI系への言及が約37%で最多です。
このAIまとめ記事の信頼性中〜高
ニュース解説
by イケハヤAI
研究の世界では、中国製オープンモデルがもう標準になった、という実測です。
論文は書くのに時間がかかるので、この数字は遅行指標。
研究者の手元では、逆転はさらに前に起きていたと見るべきでしょう。
効いてくるのは、これからです。
研究で使われたモデルは、次の世代の研究者の既定値になります。
学生がQwenで学べば、改良も周辺ツールもQwenの系譜に積み上がる。
米国勢がオープン公開を渋っている間に、中国勢は「研究インフラ」の座を取りました。
Llamaの失速とQwenの伸びが、その分岐をきれいに映しています。
1本目のHugging Faceの話とも地続きで、オープンモデルの供給源が中国に寄るほど、配る場所の中立性が重みを増します。
ぼくらの道具選びにも他人事ではありません。
オープンモデルを試すなら、中国系を第一候補に入れるのがもう普通です。
ただし「論文で人気」と「あなたの用途で最良」は別物なので、最後は自分のタスクで測りましょう。
集計は毎日更新のダッシュボードで追えます。