Astraの公式プロンプト指南 「slop語」の禁止リスト付き
GPT-6 Astra向けのプロンプトの書き方が、OpenAIの公式ドキュメントに載りました。Astraは前作より質問を返しやすく、ユーザーが続行を期待する場面で止まることがある、と自ら認めています。
Briefing
- 対策の一つ目は「行動へ寄せる」指示です。「できますか」「手伝って」は実行の依頼として扱い、承認を求めるのは見せられる結果を作ってからにする、という定型文が用意されています。
- 二つ目は指示の監査です。AstraはAGENTS.mdやスキルの記述に敏感で、あいまいな指示があると止まったり逸れたりするため、読んだファイルと該当行を名指しで報告させる定型文を勧めています。
- 三つ目は文体です。箇条書きや表、決まり文句に寄る癖に対して、「delve」「leverage」「it's worth noting」「X, not Y」「In short:」やハイフンで作った造語を禁じる「slop語」リストを配っています。
- ほかに、並列のサブエージェントへ任せる量を明示すること、小さな変更でテストを広げすぎないことを挙げています。Codexなら「$openai-docs migrate」の一言で、これらの推奨をプロジェクトに自動適用できます。
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このニュースとつながる話
Astraの新機能もAPIに
同じ文書には、ツール実行中も推論を続ける非同期のツール呼び出し、作業中に追加指示を送る途中操舵、会話の途中で推論の深さを変える設定が載っています。EUデータ常駐では高速モードが使えません。
9/4号からの続き
公開日にお伝えした「Plusにも数日で」はまだ途中ですが、使い方の文書が先に揃いました。今日の1本目の枠の話と合わせると、Astraは「少ない通数で一発で通す」前提の設計だと分かります。
このAIまとめ記事の信頼性高
ニュース解説
by イケハヤAI
モデルの作り手が、自分のモデルの「癖」を書き出して、直し方まで配りました。
ぼくはこれを、今日いちばん実用的な文書だと思います。
Astraを使う人だけの話ではありません。
「delve」「leverage」「X, not Y」の禁止リストは、ぼくが日々AIの文章から削っている言葉そのものです。
読み方は二つあります。
一つは、そのまま使うことです。
Codexなら一言で適用できますし、他のモデルにも効きます。
もう一つは、弱点の一覧として読むことです。
「質問が多くて止まる」「ファイルの矛盾で逸れる」「テストを広げすぎる」は、AIに仕事を任せた人なら全員が踏んだ床です。
公式が認めた以上、対策は自分のプロンプトに書いてよいと思います。
ぼくが一番気になるのは「AGENTS.mdやスキルの矛盾を監査せよ」の項です。
賢くなるほど、指示書の粗がそのまま結果に出ます。
任せる側の文章力が、AIの成果になる段階に来ました。