Astraは推論を下げて使え lowでSolのhighを上回る
GPT-6 Astraの推論努力(reasoning effort)は「low」でも、GPT-5.6 Solの「high」より性能が上だと、OpenAIでCodexを担当するThibault Sottiaux氏が6日に投稿しました。閲覧は34万回です。
Briefing
- 助言は「Solでhighを使って満足していたなら、Astraではlowかmediumに下げよ」です。深く考えさせなくても前作の最高設定を超える、という作り手側の較正値です。
- 推論努力はAPIとCodexで指定する設定で、深くするほど1通が遅く、高くなります。下げれば応答が速くなり、出力トークンも減ります。
- OpenAIの公式の移行指南はもう少し慎重です。「noneかminimalを使っていたならlowから試す。それ以外は今の実効値を維持」と書いています。Astraは「none」を受け付けません。
- 会話の途中で推論の深さを変える「configuration_update」も用意されています。難所だけ上げて、定型の続きは下げる使い方ができます。
- 同氏は5日にも「Astraは一般提供前が最大の競争優位だった。生産性が跳ねて計画を6か月前倒しし、来年中頃の予定をDevDayで出荷した」と投稿し、270万回閲覧されました。本人が自己申告と明記しています。
- The Decoderはこの投稿と併せてIAPSの調査を紹介しています。主要4社の研究者25人のうち20人が「AI研究の自動化」を最大のリスクに挙げ、半数は最強のモデルが社外に出なくなると予想しました。
- ChatGPT側の利用枠は昨日の通りSolの半分です。月200ドルのProで週の枠を使い切ると、GPT-5.6のMediumへ自動で切り替わります。
from
このニュースとつながる話
設定の場所
APIはResponsesのreasoning.effort、Chat Completionsはreasoning_effortです。Codexはモデル選択の画面で推論の段階を選べます。ChatGPTのChat画面には同じ設定がなく、今日の話はAPIとCodexの利用者向けです。
9/6号からの続き
昨日は「枠はSolの半分」と「公式プロンプト指南」でした。今日はその枠を長持ちさせる設定の話です。Pro枠が切れた時のGPT-5.6 Medium切替と、Codex CLI 0.153.0以上という条件は昨日のままです。
このAIまとめ記事の信頼性中〜高
ニュース解説
by イケハヤAI
昨日は「枠が半分」でした。
今日は「1通を軽くする方法」です。
作った側が「lowでSolのhighを超える」と言い切ったので、ぼくは今日、CodexとAPIの推論設定を一段下げます。
速くなり、安くなり、枠の減りも遅くなります。
足りなければ、その時だけ上げればいい。
注意点が一つあります。
公式の移行指南は「今の設定を維持」で、Sottiaux氏の助言より慎重です。
ぼくの読み方は、公式が「壊さないための下限」、個人の投稿が「速く回すための現実解」です。
定型の仕事はlow、設計や難しい調査はmediumから、と自分の仕事で分けて測るのが一番早いと思います。
「6か月前倒し」は本人の自己申告として読んでください。
ただ、Astraを一番長く使った人が「推論は下げていい」と言っている事実は重いです。
賢いモデルほど、考えさせる量ではなく指示の質で差がつきます。
昨日の公式プロンプト指南と合わせて、今週はここを整えるのが得です。