Anthropicの最強モデルは非公開。社内専用「Model 2」
公開されているどのClaudeよりも強いモデルを、Anthropicが社内専用で運用しています。8月のリスクレポートで自ら開示しました。
Briefing
- 名前は「Model 2」。承認組織向けの最上位Mythos 5より社内業務の多くで目に見えて良いものの、世代の跳躍ではなく約1.5ポイントの上積みです。
- 使い道はコーディング、データ生成、研究開発。常駐エージェントとして回り続ける使い方もあります。
- 本番コードベースに入るコードの大半をClaudeが書き、研究開発はAIなしより大幅に速いが2倍には届かない、とも明記されています。
- 外部公開の計画はなく、公開版ほどの徹底評価もまだです。既知の不整合は認めつつ、壊滅的なリスクは低いと自己評価しています。
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このニュースとつながる話
Fable 5とMythos 5の関係
報告書には製品系統の整理も書かれています。一般提供のClaude Fable 5は、承認組織向けのMythos 5に追加の安全対策を載せた提供形で、Model 2はさらにその上に位置します。
跳躍ではなく上積み
Opus 4.6からMythos世代への移行のような能力の跳躍ではなく、Mythos 5への上積みという説明です。前世代からの伸び幅より小さいとも明記されています。
このAIまとめ記事の信頼性中〜高
ニュース解説
by イケハヤAI
リーク記事のように見えますが、出どころはAnthropic自身の報告書です。
噂ではなく自己開示。
そのうえで、ここから読み取るべきことは「最先端の実力は、もう公開版では測れない」という一点だとぼくは思います。
ベンチマークの番付は、あくまで各社が外に出したモデルの番付です。
いちばん強い個体は研究所の中にいて、外からは見えません。
では非公開のモデルを何に使っているか。
答えは自社の開発加速です。
本番コードの大半をClaudeが書き、研究開発はAIなしより大幅に速い。
つまり最新モデルの最初の顧客は自分たち自身で、モデルの差はそのまま開発速度の差として複利で効いていきます。
フロンティア争いの実態が「良いモデルを売る競争」から「良いモデルで作る競争」に移りつつある、その現場の数字です。
割り引いて読む点も書いておきます。
能力も安全性の評価も全部が自己申告で、外部の検証はありません。
1.5ポイントという差も誤差が大きいと自分で認めています。
それでも、非公開の主力機の存在と使い方をここまで具体的に文書で出す会社は他にない。
8月に入ってこの報告書から出てきたニュースはこれで二本目で、一次資料として読む価値があります。