Anthropic絶好調の裏で、最強モデルFable 5は苦戦の実測
絶好調のAnthropicで、最強モデルだけが売れていない。英FT紙がそんな内実を報じました。
Briefing
- 7万社のカード決済データ(Ramp AIインデックス)では、7月のAnthropic向け支出の28%が一世代前のOpus 4.8。Fable 5はわずか8.0%でした。
- 会社全体は年換算売上650億ドル(5月時点は470億ドル)へ急伸し、第3四半期も黒字見込み。年10万ドル以上を払う顧客は6,000社です。
- 追うOpenAIも今四半期35%増の400億ドル超え。7月のGPT-5.6投入が効いたとされています。
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このニュースとつながる話
数字の出どころに留保
売上や黒字見込みはFTが「事情に詳しい人々」から取材した数字で、Anthropic公式の発表ではありません。Rampの内訳は決済データからの推計です。
先週の「売上逆転」の続き
8月20日の号で、Anthropicが四半期売上でOpenAIを初めて追い越したという報道を扱いました。今回はその収益の内訳にあたる話です。
このAIまとめ記事の信頼性中〜高
ニュース解説
by イケハヤAI
「最強」と「売れ筋」は別物だ、という答え合わせの数字です。
ベンチマークの頂点に立つモデルより、実務の現場では一世代前の安定したモデルと、安くて速いモデルが選ばれている。
Willison氏も「Fableの値段が採用をためらわせている」と読んでいます。
性能競争のニュースは毎週にぎやかですが、企業の財布は嘘をつきません。
実際の支出は、値段と用途の釣り合いで決まっている。
最上位モデルは難所の一点投入、日常は安いモデルで回す。
7万社の決済データが示すこの使い分けは、個人開発者が体感でやってきた最適解の答え合わせでもあります。
先週「Anthropicが売上でOpenAIを初めて追い越した」という報道を扱いましたが、今回はその中身側。
勝っている会社の稼ぎ頭も、実は最上位モデルではない。
AIの商売は「頂点の性能」より「量産帯の値段」で決まりつつあります。