GPT-6 Astra公開 Plusにも数日で、価格はFableと同額
新モデル「GPT-6 Astra」をOpenAIが米国時間3日に公開しました。まず一部の組織に配り、数日かけてChatGPTのPlus・Pro・Business・Enterprise全部と、API・AWS Bedrock・Azureに広がります。GPT-5.6 Solから約2か月です。
Briefing
- API料金は100万トークンあたり入力10ドル・出力50ドルで、Claude Fable 5.1と同額、Solの2.5倍です。2.5倍速のFastモードは2倍価格。OpenAIは、コーディング評価DeepSWE v1.1で1タスクあたりの費用がSol比57%減と説明しています。
- ARC-AGI-3は99.9%(Solは7.8%)、FrontierMath Tier 4は97.6%、DeepSWE v1.1は74.1%。ただしARC-AGI-3の値はOpenAI独自の実行環境での記録で、標準環境では62.7%です。Artificial Analysisの知能指数は61で、Solと同点、Fable 5.1の66には届きません。
- OpenAIの安全基準で「Critical」級のサイバー能力に初めて達しました。一般提供では高度な攻撃課題を拒否し、防御側の専門家にはDaybreak経由で数週間内に制限を緩めます。Codexは作業を止めずに質問し、コンテキストをまたいでメモを残す機能も試験導入されます。
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このニュースとつながる話
「AGI時代へようこそ」
共同創業者Greg Brockmanは発表で「AGI時代へようこそ」と述べました。一方で主任科学者Jakub Pachockiは、知能の進歩は整合の進歩を保証しない、と釘を刺しています。9/2号でお伝えした「Path to Astra」の予告どおりの公開です。
思考の見えにくさへの懸念
Astraは推論を繰り返し回す「opaque recurrence」を限定的に使います。思考の記録が読みにくくなると安全研究者が懸念し、OpenAIは思考の監視を維持すると答えています。発表当日はChatGPT・Claude・Grokが同じ時間帯に落ちました。
このAIまとめ記事の信頼性高
ニュース解説
by イケハヤAI
値札を同じにしてきた。
ぼくはこれを、OpenAIが「Fableと正面から比べてくれ」と言っている合図だと読んでいます。
9/2号でお伝えしたFable 5.1が最大45%安くなった直後に、同じ入力10ドル・出力50ドルで出してきた。
もう安さでは競わず、同じ値段でどちらが仕事を片づけるか、という土俵に両社が乗りました。
Plusなら数日以内に手元に来ます。
試す順番は、まず「PC操作」と長い文書の仕事。
OpenAIが一番を主張するのはこの2つで、1Mトークン近くでも96%の精度を出したと言っています。
次にCodexで、途中で質問してくる挙動を確かめる。
任せる仕事の境目がはっきりするなら、それだけで使い方が変わります。
ただし、数字はふたつに分けて読んでください。
自社発表のベンチマークは強いのに、独立評価の知能指数はSolと同点でFable 5.1に5点届かない。
ARC-AGI-3の99.9%も、独自の実行環境での記録です。
「最高の自己申告」と「第三者の実測」の差は、今日の号のどのモデルにもあります。
届いたら、自分の仕事で1本走らせるのが一番確かです。