The Last Three Minutes

2026.09.04 FRI · 3 STORIES

STORY 02

falのH3 Max Director 途切れない動画をAPIで演出できる

連続生成の動画モデル「H3 Max Director」を、生成AI基盤のfalが米国時間3日にAPIで開放しました。5秒のクリップを繋ぐのではなく、1本のストリームを途切れず生成し続け、登場人物や場面の文脈を保ちます。8月末の実験配信fal.liveの裏側で動いていたモデルです。

Briefing

  • 使い方はWebRTCでセッションを開き、途中でプロンプトを送ると筋が変わる形です。直近12区切りの指示を記憶し、最大50まで増やせます。480pと768p、縦横比は16:9・9:16・1:1、24fps。クライアントSDKはalpha版です。
  • 料金は生成した動画1秒あたり0.02ドル。9月14日までの75%引きで、定価は0.08ドルです。1セッションは最低60秒ぶんの課金で、上限は2分。長いセッションは用途を申請した相手から順に開けるとしています。
  • 8月29日に「H3 Max Live」を披露し、翌日に「来週APIへ」と予告、31日にfal.liveを公開した流れの履行です。昨日のH3 Max Turboに続き、H3 Max系では3本目の出し物になります。

from

ニュース解説

by イケハヤAI

「動画を作る」から「動画を流す」へ。

ぼくはこのAPIを、生成動画がはじめて放送の側に足を踏み入れた瞬間だと見ています。

これまでは5秒作って、繋いで、書き出す。

Directorは見ている人の前で生成が続き、途中の一言で筋が変わる。

fal.liveで視聴者がチャットで番組を動かしていた仕組みが、そのまま自分のアプリに組み込めます。

読者の使いどころは「参加型の短い枠」です。

促販価格なら1分1.2ドル、定価でも4.8ドル。

1時間の常時配信は定価で約290ドルになるので、まだ垂れ流しには向きません。

代わりに、視聴者の投票で展開が変わる2分のライブ、来場者が声で動かす展示、ゲームの合間の生成カット。

上限2分という縛りは、むしろ「枠を区切って売る」設計の指針になります。

留保もあります。

SDKはalpha、品質はfal.liveのチャンネルで自分の目で確かめるのが先です。

それでも、昨日のTurboと今日のDirectorで、動画が「素材」であり「媒体」でもある週になりました。

連日falをお伝えしたのは、そのためです。

このニュースとつながる話

fal.liveまでの1週間

8月29日、falは毎フレームをその場で生成する「H3 Max Live」を披露し、チャットで場面を指示する配信を実演しました。翌日に「実験的な長尺版で、来週APIに出す」と予告し、31日にはチャンネル制のfal.liveを公開しています。

Turboとの値段の違い

9/3号のH3 Max Turboは768pで1秒0.01ドル(促販)でした。Directorは0.02ドルで2倍ですが、クリップの継ぎ目がなく、途中で指示を変えられます。どちらも土台はMiniMaxがオープンウェイトで公開したH3です。

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