The Last Three Minutes

2026.09.13 SUN · 3 STORIES

STORY 02

OpenAIがAstraの不調を修正 旧スキルと実験が原因、枠は再リセット

OpenAIのCodex責任者、Thibault Sottiaux氏が12日昼(日本時間)、「Astraの利用者へ。リセットと、指摘されていた品質問題の報告です」と投稿しました。閲覧は540万回を超えています。数日前から「Astraが途中で止まる」「古いメッセージに答える」といった不満が広がっていたのを、利用者と一緒に原因を突き止めて直した、という内容です。

Briefing

  • 原因は3つでした。1つ目は「前のモデル向けに書かれたスキルが、過剰に発火したり、モデルが自分の作業を検査するのを妨げていた」こと。11日にOpenAIが開発者向けに「Astra向けにスキルを書き直せ」と指南したばかりで、その指南の裏側を運用側が認めた形です。
  • 2つ目は、任意参加の「コンテキスト管理の実験」です。早い段階で作業を打ち切ったり、古いメッセージに返信したりする原因になっていたため、実験を止めました。影響は「およそ4,000〜5,000人」と概算しています。3つ目は、設定に不備のあった一部の処理系で、通っていた少量の通信で品質低下が計測できたため取り除きました。
  • ほかにも細かな改善を入れ、「指示の完遂の一貫性、最新メッセージの追跡、作業中の検査」がよくなるとしています。あわせて「今日の深夜までに利用枠のリセットも入る」と予告し、12日17時(日本時間)に「リセットはすべて反映した」と投稿しました。
  • Astraの枠のリセットはこれで1週間に3回目です。7日に全有料プランを一斉リセットし、10日には枠が戻らない不具合の補償として再度、そして今回です。同氏は「投稿された例と、直接やりとりした利用者が問題の早期解決に役立った」と書いています。一方、公式のヘルプ記事や障害報告は出ていません。

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ニュース解説

by イケハヤAI

ぼくがこれを2本目に置いたのは、「不調の原因の1つは、あなたの手元にあるかもしれない」と運用側が言ったからです。

前のモデルのために書いたスキルが、Astraでは過剰に発火して、自分の仕事を検査する手を止めさせていた。

11日の指南は「書き直したほうがよい」でしたが、今日のは「実際に品質を下げていた」です。

指南を後回しにしていた人ほど、この週末に手を入れる理由ができました。

もう1つの原因は、任意参加とはいえ「実験」が本番に混ざっていたことです。

4,000〜5,000人という数は全体からすれば小さいですが、当たった人からは「Astraがおかしい」としか見えません。

不満の投稿が増えたとき、モデルの地力の問題なのか、周りの配線の問題なのかを、外からは分けられない。

今回はそれを運用側が切り分けて公表しました。

枠のリセットは1週間で3回目です。

使う側にはありがたい一方、「配信が安定していない」の裏返しでもあります。

11日に有料プランの新規受付が止まったのも、同じ流れの中にあります。

今日の1本目でAltman氏が「私たちも同じことをする」と書いた減速の話と、この配信の混乱は、ぼくには同じ現場から出た2つの声に見えます。

このニュースとつながる話

11日の指南との関係

OpenAIは11日、「スキルの説明は『いつ使うか』だけを短く」「前のモデルを止めるための強い禁止文はAstraが真に受けて止まる」と開発者に求めていました。今回の報告は、その症状が実際に品質を下げていたと運用側が認めたものです。

今週の枠の流れ

7日に全有料プランの枠を一斉リセット、10日にリセットが効かない不具合の補償で再リセット、11日にProの新規受付を停止、そして12日の3回目です。需要に配信が追いついていない状態が続いています。

このAIまとめ記事の信頼性中〜高

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