Fable 5.1が370年前の暗号を44分で解読 鍵は本の中にあった
Claude Fable 5.1が、1653年から未解決だったスコットランドの暗号を44分で解きました。
Briefing
- 手がかりは数字64個だけ。鍵は本文の中にあり、直前の節の単語を数字で指して頭文字を拾う仕組みでした。
- 平文はチャールズ2世への祈りの2行詩で、各行32字で韻を踏みます。別著の暗号も9文字を除いて読めました。
- 公開したVals AIは「手がかりは単純」と留保。Boris Cherny氏の投稿は閲覧31万回です。
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「解けたらしい」もう一つの話
3本目のナビエ・ストークス問題も、機械が出した答えを人間が確かめている最中です。片方は1万体のエージェントと数百万ドル、片方は1体と44分で、確かめ方が「読めば分かる」かどうかが違います。
Fable 5.1の位置
Fable 5.1は7月にOpus 5の上位として出たAnthropicの最上位モデルで、14日号ではAstraとの経営対決で負けています。長い経営は苦手でも、読んで気づく仕事では強い、という並びです。
このAIまとめ記事の信頼性中
ニュース解説
by イケハヤAI
ぼくがこれを2本目に置いたのは、「難しい計算」ではなく「誰も気にしなかった資料を読み続けた」ことで解けたからです。
Vals AI自身が「振り返れば恥ずかしいほど単純」と書いています。
鍵は本文の中にあり、人間は370年間、外に鍵を探していた。
AIがしたのは、本を最後まで読み、数を数え、当てはめて確かめることです。
ぼくたちの手元にも、「誰かが時間をかけて読めば片づくのに、誰も読まない」資料は山ほどあります。
古い議事録、契約書の束、先代の帳簿。
この記事は、そこにモデルを向けてよい、という一例です。
使い方の型も書かれています。
「解く問題を自分で選ばせる」「解の確かめられない問題は避けさせる」「最難関は外す」の3つで、答えの検証ができる形に絞ったから、44分で終わりました。
ぼくが自分の仕事に使うなら、まず「答え合わせができる問い」を渡す、という順番です。
留保は明確です。
Vals AIは評価事業の会社で、今回の解は自己申告で、暗号史の研究者による確認はまだです。
もう一つの暗号は9文字が読めていません。
それでも、各行32字と行末の韻、王党派の祈りという筋の通り方は、偶然にしては出来すぎています。
「AIが歴史の未解決を一つ片づけたらしい」を、ぼくはそのまま楽しんで読みました。