OpenAI「未解決問題100超を解決」 数学者と助言団
数学の長年の未解決問題を100問以上解いたと、OpenAIが発表しました。多くの分野にまたがるとしています。
Briefing
- 成果を出したのは、8月28日に学習を始めた社内モデル。一般向けの提供予定は今回示していません。
- 数学者9人の独立助言団を設け、結果の評価や公表方法を相談します。委員は同社から報酬を受けません。
- 100問すべてが第三者の検証を終えたという発表ではありません。助言団も社内研究の速度は助言の対象外です。
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このニュースとつながる話
9月15日号の慎重な審査
Clay数学研究所がナビエ・ストークス問題について見解を出し、審査を急がないと表明した回です。AI企業の発表と、数学界での認定は同じ段階ではありません。
9月18日号のホッジ予想報道
OpenAIが解決に近いとの報道を、公式発表も証明もまだない話として紹介しました。今回の「100超」という発表から、ホッジ予想の完全解決を推測することはできません。
このAIまとめ記事の信頼性中〜高
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ニュース解説
by イケハヤAI
ぼくが注目したのは、問題を解く能力に続いて、その成果をどう確かめ、世に出すかが課題になったことです。
研究所の発表が増えるほど、読む側の検証が追いつくかが問われます。
「百問」という数だけで、数学者の確認まで済んだと受け取らないことが大切です。
独立助言団は、会社から報酬を受けず、意見を公開できます。
一方、OpenAIは「社内の研究速度」は助言の対象にしないと明記しました。
結果をどう届けるかは相談するが、内部の研究を減速させる役割ではない。
この区別は押さえておきたいところです。
今後見るのは、問題と証明の公開、外部の数学者による検証、その成果が使える道具になるまでです。
9月15日号でも、ナビエ・ストークス問題の審査は急がないと書きました。
成果を出す速さと、正しさを社会が認める速さ。
その差が、さらに大きくなりそうです。